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てぃーたいむ

てぃーたいむ

死なないで 逃げて 逃げて 

死なないで 逃げて 逃げて 

             鴻上 尚史  
 
                

あなたが今、いじめられているなら 今日、学校に行かなくていいのです。

あなたに、まず、してほしいのは、学校から逃げることです。

逃げて、逃げて、とことん逃げ続けることです。

学校に行かない自分をせめる必要はありません。

大人だって、会社がいやになったら、会社から逃げているのです。



 次に あなたにしてほしいのは、絶対に死なないことです。

 そのために、自分がどんなにひどくいじめられているか、周りに

アピールしましょう。思い切って、「遺書」を書き

台所のテーブルにおいて、外出しましょう。

学校に行かず、一日ブラブラして、大人に心配をかけましょう。

そして、死にきれなかったと家にもどるのです。



 それでも、あなたの親があなたを無視するのなら、学校あてに送りましょう。

あなたをいじめている人の名前とあなたの名前を書いて送るのです。

 はずかしがることはありません。その学校から、ちゃんと逃げるために、

「遺書」を送るのです。



 死んでも、安らぎはありません。

死んでも、いじめたやつらは、絶対に反省しません。

あなたは、「遺書」を書くことで、死なないで逃げるのです。

 だいじょうぶ。

この世の中は、あなたが思うより、ずっと広いのです。

あなたが安心して生活できる場所が、ぜったいにあります。

それは、小さな村か南の島かもしれませんが、きっとあります。

 僕は、南の島でなんとか生きのびた小学生を

何人も見てきました。

どうか、勇気を持って 逃げてください。
  

                         朝日新聞より・・・抜粋


革にゃんさんのHPに載っていた記事をおかりしていきました。息子が難しい年頃になったころ読ませたいと思いここに保存しておきたいと思います。


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